日米翻訳の違いで味わうカントリーベアジャンボリー

はじめまして!

 

かまげんと申します。

Twitterでは主催者のユーキャンさんはじめ皆様の

カンベアへの、そしてディズニー作品へのあふれんばかりの愛をいつも楽しく読ませてもらっていましたが、

いわゆる「ROM専」だったので特にブログなどの活動もしていませんでした…。

 

しかし、今回愛すべきカンベアのリレーブログ的なイベントに参加するチャンス…

と知って思い切ってエントリーしました!

なのでこれが人生初ブログ!乱文お許しください。

 

というわけで改めましてかまげんです。

好きなディズニーキャラクターはグーフィーとヘンリー他カントリーベアーズ。

関西に住みつつ仕事(ブラック)の合間をぬいぬいしてパークに通う毎日です。

 

この秋初めて仮装にもチャレンジしてみました!大好きなバケーションジャンボリーのヘンリーに挑戦。

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チケットブースで並んでた海外の方からは「He's a Country Bear!!」って言われたり、カンベアのキャストさんはもちろん、いろんな方からお声がけいただいたのが嬉しかったですし、スペースマウンテンのお姉さんからは「頭になんか乗ってる…」とコメントされたのもそれはそれで楽しかったです。

 

また、ことしの2月には初めての海外パークとなるアナハイムへ。

クマ好きとしては見逃せない「ディズニーカリフォルニアアドベンチャー」にある

「グリズリー・リバー・ラン」エリアではなんと!シェイカーに遭遇!!

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その時バケーション・ジャンボリーのヘンリーぬいばをつけていたところ、

一緒にいたキャストさんがそれを見て「Tiny Henry!(ちっちゃいヘンリー!)」と驚いていました。

シェイカー、アナハイムでのショーが終わったから隣のパークに遊びに来てたんだね…!

あぁ、次はWDWで英語版のカンベアを見たい…!

 

さて、前置きが長くなってしまいました。

今回私がみなさんにご紹介したいのは、そんな「海外公演」のカンベア、そして私もそうですが、TDRをメインに通う人たちが普段見る、言うなれば「日本公演」の比較。

 

 

東京では「通常版」「バケーションジャンボリー」「ジングルベル・ジャンボリー」の3種類の公演が行われているのに対し、マジックキングダムでは年中「通常版」のみの公演となっています。

かつては今の東京と同じように(むしろフロリダのほうが「バケーション」「クリスマス」の導入が早かった)異なる公演が楽しめましたが、今はカンベアフリークなら東京が一番の天国(?)なのかもしれませんね。

 

さて、そんなかつての海外版「バケーション」「クリスマス」公演の様子はYoutubeなんかにわんさか転がっています。

そんな海外公演、そして日本公演での違いについて少し。

 

普段私たちが見る日本公演も大変素晴らしいのですが、海外版もここがいい!

 

1. 曲の構成、ショーの展開が違う!

通常版はおおよそ同じ内容です。(歌詞が日本語か英語か、くらいの違い)

しかし、「バケーション」と「クリスマス」は大きく違います!

「バケーション」ではオスカーからの怪談リクエストに答える形でラグスが「Ghost Rider's in The Sky」を歌ったり、ラスト、サニーがヘンリーの頭の上でタップダンスを踊ったりします!

 

一方、「クリスマス」では、ペンギンのウェブスターが氷漬けで一切喋ることができなかったり、

赤鼻のトナカイを歌う権利を巡って最後までメルビンとマックスがけんかするなどしています。

そんな、クマたちのまた違った一面が楽しめるのが見所ですね。

 

2. カントリーベアたちの顔、声

クマたちは日米でお顔など見た目が結構違うんですね!

ぜひぜひ見比べてみていただければ。

 

そして、声!初めて英語版を聞いた時はウェンデルの声質の違いにびっくりしました。

個人的には日本のウェンデルの方がウェンデルかな…?(意味不明)

ヘンリーはよく笑うしより紳士的な声…?などなどの違いも楽しめます!

フリーザ様じゃないサニーに、グーフィーじゃないシェイカー、そして水谷さんのミニーちゃんじゃないドロレス…

日米どちらもカントリーベアーズに素晴らしい声という生命の息吹を与えてくれていて甲乙つけられるわけないのですが、聞き比べてみるのもまた一興。

 

3. 英語版は歌詞がとっても心地よい

3番目に持ってきましたがこれが今回一番伝えたかったことなんです!

英語詞もググればすぐ出てくるのでぜひチェックしてみてください!

 

 まず、英語の歌詞、文学の詩というのは文の中で韻を踏むことを前提に作られていることはみなさんもご存知かと思います。対して日本は5・7・5みたいな「調」、文字数による響きを大事にしますね。

英語詞はこの「韻」のおかげで言葉がカントリービートに乗っかってより一層ゴキゲンに曲を楽しめるんですよ!

一例をご紹介、いわずと知れたバケーションジャンボリー から「The Great Outdoors」

 

If you've just been wishin'

'bout goin' fishin',

and you're still on the shore.

さぁみなさん一緒にリュックをかついでハイキング

 

Grab your camping gear,

and meet us right here,

we got all kinds of fun in store.

小川を見つけて魚を釣り上げバーベキュー

 

色をつけたところで韻を踏んでいるのがおわかりでしょうか。このように、クマ達が歌詞にどんな言葉を込めたか、を楽しみながら曲に浸るのも大変興味深いです。

 

そうした英語版と日本語版の歌詞、対訳の違いをいくつかご紹介しましょう!またまた「The Great Outdoors」から。訳は僕がつけたので間違ってたら「ごめ~んねぇ~」。

 

Ain't nothing like the great outdoors to ease your soul.

(訳:君の心を軽くするのはアウトドアしかない!)

見上げる青空 白い雲


Ain't nothing like the great outdoors to keep you from growing old.

(訳:若くいたいのならアウトドアが一番!)

緑の大地に そよぐ風


If your mind's been hazy and you're feeling lazy, and down on all fours,

(訳:心がもやもやしてなんだか体もけだるいなら大の字に寝そべってごらん)

木陰に寝そべり大空見上げて深呼吸

 
then join us bears and suck up some air in the great outdoors.

(訳:さぁクマの仲間とアウトドアで大きく深呼吸!)

さぁクマの仲間と楽しく過ごそうアウトドアで

 

 

…いいですねぇ…どっちの歌詞も最高ですよね…(恍惚)

down on all fours なんてクマの仲間とやってみたいもんですよね。

 

こんなのもあります。

And if y'all won't join us, we'll chase you up a tree!

(訳:来ないっていうなら木の上まで追いかけちゃうぞ!)

グズグズしてると置いてっちゃうぞ!

 

なんと日米で歌詞の意味が間逆なんですね。

っていうか…アメリカのクマ…積極的…///

 

 

さらにさらに、古くからの仲間ウェンデルの歌う名曲「On The Road Again」

日本語に訳すと「またたびをする」って感じでしょうか。

奥田民生にそんなタイトルの曲がありましたね。

 

さて、ここでは曲前の会話で日米にある違いがあります。

 

Wendell:  Hey, Rufus!

ヘイ、ルーファス!

 
Rufus: Huh?

 
Wendell:  Fire up the picture machine!

スイッチ入れとくれ!

もー早く早く!

 
Rufus:  Oh.

 
Max:  Oh, no!

また例の写真?

 
Buff: Not Wendell's vacation slides again.

何回見せれば気がすむんだ…

 
Melvin:  I'm going back to sleep.

もう一眠りさせてもらうよ

 
ウェンデル: うーん、これこれ!

 

そう、赤字のセリフが追加されているのです!よりウェンデルらしくていいですよね。

 

そして、歌い終わり、フラッシュ撮影をしてアナウンスのお姉さんにしかられた後のウェンデルのセリフにも注目。

 

Wendell:  Sorry.

もう写しちゃったもんねぇ~

 

いい!単純に「ごめんねぇ〜」にしなかったのがむしろいい!!!

 

 

もっともっとご紹介したいポイントがたくさんあるのですが、最後に現在公演中の「ジングルベルジャンボリー」から「Tracks in The Snow」僕も大好きな曲です。

Tennessee:

My feet upon my huntin' dog, my arm around my wife.

(訳:僕の足元には狩猟犬、肩には妻を抱いて)

妻と肩寄せ  生きてきたが

 

They may be old and toothless

but I've had 'em all my life

(訳:僕たち年老いて歯もなくなっちゃうかもしれないけど

ず~っとこれからも一緒)

いつのまにか2人とも白髪

 

…いい!曲の1番で賑やかな冬の日の過ごし方を歌っておいて

2番では一転してあたたかな家の情景を描いたこの歌詞よ!!ニクイぜカンベア!!

 

で、本当にこの記事を書いていて初めて気付いたことが1つ。

日本語の「いつのまにか2人とも白髪」という訳ですが、

本来なら「toothless(歯がない)」を受けて

「2人とも入れ歯」ですが、なんとなく「白髪」のほうが

老いた感じを想像しやすいし「入れ歯」はちょっと…って理由からだと思ってたんですが…

 

妻と片寄せ生きてきたが

いつのまにか2人ともしらが

 

きたが(ki-ta-ga)

しらが(shi-ra-ga)

 

ここで韻踏んでたんかよ!!!!!!!

 

何十、何百回と聞いてきたのにまったく気づかなかったです…。

ニクイ!!ニクすぎるよカンベア!!!!!

はい、1人でテンション上がってしまいましたが、

総括するとカンベアはこのように見るたび聞くたびにまだまだ

新しい発見をさせてくれるんですね!

 

さてみなさん、まだまだ書きたりないことはありますが

私のブログもそろそろ終わりです。

はーー楽しかった!皆さん、またお会いしましょう!

Happy holidays y'all!