日米対訳で味わうジングルベルジャンボリー&Christmas Special

えっ もうことし終わりですか… そうですか……

 

1年早かったですね。

みなさんこんばんは。かまげんと申します。

ユーキャンさん、カンベアアドベントのお誘いありがとうございます!

 

関西勢なのでことしのパークはハロウィンに1度、2日間行っただけでした。

それが行く日を決めてからカンベアの食器たちが発売される初日とビッチリバッチリ合うことになり、割とマジでことし1年の運を使い果たしたと思います。

その反動か、先日会社の財務部から「11月の給料…計算間違えてだいぶ多く払っちゃったみたいだわ」って言われて震えてます。いやマジで。どういう計算したらそうなるの…

もうその金はカンベア食器に消えたんですが…

 

で、パークではなんとユーキャンさんにお会いできました!

声を掛けたら僕のこと認知していてくださってて…ありがとうございました。

 

さて、街を歩くとあっちもこっちもクリスマスソングが聞こえてきますね。いい季節だぁ…

クリスマスポップスもいいですけど、スタンダードナンバーの讃美歌とかアンダーソンの「そりすべり」なんかも最高ですよね。

 

カンベアも絶賛クリスマスシーズンですね!あ、ことしは違いますか、そうですか…

日米版ともに公演に若干の違いがありますがみなさんはどちらがお好きですか?どっちもですか?そうですよね。

 

というわけで、今回は、日米版のクリスマスバージョンの違いを改めて味わってみたいと思います。

 

曲目

 

東京版(カントリーベア・シアター ジングルベル・ジャンボリー)

アメリカ版(Country Bear Jamboree Christmas Special)

会話(赤鼻のトナカイ問題)【マックス、メルヴィン、バフ】

ジングルベル【ヘンリー&マックス、メリヴィン、バフ

It’s beginning to look like Christmas【ヘンリー】

Tracks in the Snow【ファイブベアラグス&ヘンリー】

Twelve days of Christmas(クリスマスの12日間)【ウェンデル】

Have Yourself a Merry Little Christmas【トリキシー】

Hibernating Blues【トリキシー】

Deck the Hall(ひいらぎかざろう)【ファイブベアラグス】

Rock and Roll Santa【リバーリップス】

Blue Christmas【日本版:シェイカー&ウェブスター

アメリカ版:シェイカー&氷漬けのウェブスター】

Sleigh Ride(そりすべり)【ザ・サンボネッツ】

10

Hangry as a Bear【アーネスト&ファイブベアラグス】

11

The Christmas Song【テディバラ&ヘンリー】

12

Auld lang syne(蛍の光)【ビッグアル】

※英語詞 ただし日英で歌詞がまったく違う

13

Santa Claus is Comin’ to Town(サンタが街にやってきた)~Rudolph the Red Nosed Reindeer(赤鼻のトナカイ ※マックスとメルヴィンは和解済み)~Winter Wonderland

Let it Snow~Rudolph the Red Nosed Reindeer(赤鼻のトナカイ ※マックスとメルヴィンは揉めたまま)~Winter Wonderland

14

締めコメ(バック:サンタが街にやってきた~Tracks in the Snow)

締めコメ(バック:It’s beginning a lot like Christmas~Tracks in the Snow)

 

う~ん こうしてまとめてみると結構違うんですね。

どっちも素晴らしすぎません?ヘンリーの締めで流れるゴーマーのピアノもちゃんと公演内の曲に合わせてきてるって、こうして文字にしてみるまでスルーしてました。

心を込めて1文字ずつ公演内容を文字起こしするのって大事なんだなぁ…

 

カンベアは貴重な「気づき」を与えてくれる…

ビジネスマンにもおすすめのアトラクションです。

 

さて、冒頭、“It’s beginning a lot like Christmas”と「ジングルベル」で変えてくるのもニクいですよね。なんでなんだろうって考えてみたんですけど、そもそも日本は「ジングルベル・ジャンボリー」って名前なのと、

あとは曲の認知度の問題かなぁ…で個人的に納得しました。“It’s biginning~” のオリジナルは1951年リリースの曲なんですね。アップルミュージックでこの曲がかかると幸せ。

日本版の「ジングルベル」はおなじみ、それこそ「誰でも知っている~」な曲。

アメリカではジングルベルはなかったことにされてしまったのか…と思っていましたが、

バケーションジャンボリーでワンフレーズだけ使われているんですね。この記事を書きながら聴いてて初めて気が付きました。

 

やっぱりカンベアは貴重な「気づき」を与えてくれるの…かぁ……!!!

 

続く“Tracks in the Snow”は言わずもがな超名曲ですね。直訳すると「雪に足跡つけよう」

日本語詞は割と英語詞に忠実な訳です。色の韻になってるとこも楽しんでくださいね。

 

When the snow begins fallin', and your blood begins to freeze.

It's time to stomp and holler, and slap your hairy knees.

雪の降るよな寒い時には 毛むくじゃらのひざを叩いて踊ろう

【和訳:雪が降りはじめて血まで凍っちゃうような時は 毛むくじゃらの膝を叩いて足踏み鳴らして騒ごう】

 

So hand me down my banjo, I think I'm gonna sing!

バンジョーをくれよ 歌って騒ごう

【和訳:バンジョーをくれよ 歌うから】

 

The time for sittin' idle's in the summer or the spring.

のんびり寝るのは春や夏だけ

【和訳:ぼーっと過ごす季節は夏や春だぞ】

 

We're makin' tracks in the snow and everything is rosy.

雪と遊んだら みんなバラ色

【和訳:雪に足跡をつけたらみんなバラ色】

 

No more hibernating, boys!

We're up on our feet!

眠ってなんかいられない!

【和訳:冬眠している場合じゃないぞ 立ち上がって】

 

Just makin' tracks in the snow, keepin' warm and cozy.

みんな起きろよ 雪遊びだ

【和訳:あったかくして雪に足跡つけたら】

 

Shiverin' and shakin' to that good ole country beat.

心も弾む懐かしのカントリービート

【和訳:古き良きカントリービートで体を揺らそう(shiverin’ が「がたがた震える」だから温度が寒くて震えるのとかかっているのかな…)】

 

I like the cozy fire on a cold, dark winter night.

When the wind is often rattlin', and the stars are shining bright.

暗くて寒い 冬の夜は 燃える暖炉が恋人なのさ

【暗くて寒い冬の夜はあったか暖炉が大好き 風が窓を鳴らすと 星がきらきら輝いている】

 

My feet upon my huntin' dog, my arm around my wife.

妻と肩寄せ 生きてきたが

【足の上には僕の猟犬 腕の中には僕の妻】

 

They may be old and toothless.

But I've had 'em all my life.

いつの間にか ふたりとも白髪

【僕たちの歯がなくなっちゃっても 人生ずっとこいつらと過ごそう】

 

We're makin' tracks in the snow, and everything is rosy.

雪と遊んだら みんなバラ色

 

No more hibernating, boys.

We're up on our feet!

眠ってなんかいられない

 

Just makin' tracks in the snow, keepin' warm and cozy.

みんな起きろよ 雪遊びだ

 

Shiverin' and shakin' to that good ole country beat.

心も弾む 懐かしのカントリービート

 

 

英→日 歌詞による変更点

・犬 消失

・いつの間にか2人とも白髪になっている(アメリカでは白髪になる予定の段階)

・立ち上がらない

バンジョーを渡すと騒がれる

 

個人的に気になったのはサビの“everything is rosy”ってとこです。

「希望に満ちあふれでていらっしゃる…」って意味で「バラ色の~」って日本でもいいますけど、

英語でも"rose"→”rosy”なんですね。輸入してやってきた言葉なのかなぁ。

少し調べてみるともう明治時代の文学作品ではすでに「幸せいっぱい」のようすを「薔薇色」と言っていたようですね。

 

はぇ~カンベアは言語の歴史の勉強にもなるの……かぁ!!!

 

もう1個だけいいですか…?

ラストのメドレーは曲目も流れも一部異なります。

日本はまず「サンタが街にやってきた」 アメリカでは“Let it Snow”

1パート終わると冒頭の「赤鼻のトナカイ」問題が回収されます。

日本は、壁3匹の会話が挿入されます。以下の通り

 

バフ:さてと 2人とも今度はうまくやれるかな?

マックス:もちろん!真っ赤なお鼻の僕に歌わせてくれるだろう?メルヴィン

メルヴィン:まぁやってみなよ

 

アメリカ版ではLet it Snow から会話を挟まず「赤鼻のトナカイ」に続きます。

マックス:Rudolph, the red-nosed reindeer, had a very shiny nose. And if you ever saw it, you would…【真っ赤なお鼻のトナカイさんは いつもみんなの…】

メルヴィン:You would even say it glows.【笑いもの】

マックス:That’s my tune, Melvin!【それは僕の歌だ メルヴィン!】

メルヴィン:Oh yeah? Say who?【あっそう?誰が言ったの?】

バフ:Are we startin’ this again?【続きいっていい?】

 

日米で赤鼻のトナカイ問題 解決する/しない 

 

分岐するの謎すぎる~~~~~~

 

日本では問題が解決して合いの手が入るんですよね

「サンタのおじさんは 言いました♪」

「なんて?」←この合いの手が最高すぎる

 

 

え~言いたいことは以上です。

 

 

というか…日米カンベアの違い味わうのめちゃくちゃ楽しくないですか?誰かこれで卒論書いてください。

まだ味わいポイントあるけど…来年も語っていいですか?1年に1行ずつ違いを味わいたい…

 

終わりがないのでことしはこのあたりで… 駄文乱文失礼しました。

最後は締めコメの違いを味わってお別れしましょう。

 

日本

ヘンリー:さてみなさん ショーもそろそろ終わりです

サミー:は~ 楽しかった

バフ:皆さん またお会いしましょう

ヘンリー:きっと また来てくださいね メリークリスマス!

サミー:アンドハッピーニューイヤー!

 

アメリ

ヘンリー:Well, folks, I guess that about does it for our show. Now, bundle up, stay worm.【さてみなさん、僕たちのショーもおしまいのようです。着込んであったかくして過ごしてくださいね】

サミー:And come back and see us real soon!【また会いましょうね!】

ヘンリー:Happy holidays, ya’ll【みなさんよいホリデーを】

 

 

Tracks in the Snowの「Just makin' tracks in the snow, keepin' warm and cozy.

」でもそうだけど、

アメリカではやたら気温に気を使ってくれるんですね。

 

なぜなのか… もしかして(最初にオープンした)カリフォルニアは普段日本よりもあたたかな気候だからゲストが寒い冬に慣れてない可能性があるから…!?

カンベアは気遣いの勉強にもなるの……かぁ…!!!